結婚相談員について思うこと

こんにちは、岩熊です。

私のメルマガには結婚相談所の経営者や
相談員の方が読者になっているケースも
少なくありません。

メルマガの感想で堂々と身分を明かして
くれる人と隠す人がいますが、どうせ相談を
寄せてくれるなら正直に言ってもらえると
やりやすいなぁ、なんて思っています。

相談所の経営者や相談員…つまりは結婚産業
の業界人ということになります。

結婚相談所の運営というのもなかなか大変
です。

人気商売ですから、少しでも繁盛のヒントを
求めて何かを吸収しようという姿勢は大切
です。

ですから、私のメルマガを参考にしようと
いう人はどんどんしてもらって構わないと
思っています（コピペやなりすましなんかは
ダメですけどね）。

しかし、いつも思うのですが、こういう業界
の人に限って質問の内容が「婚活で○○な
男性がきたらどうすれば良いですか？」
みたいな一問一答式の質問なんですよね。

そんなこと聞いてどうするの？と思わざるを
得ません。

そういう「正解」らしきものをたくさん頭に
詰め込んで自分のところの相談所の利用者
さんに披露したところで、成婚率は上がる
でしょうか？

おそらく上がらないでしょう。

大事なのは利用者さんをきちんと教育する
ことです。

しかも、その教育の方向性というのが自分で
判断し、自分で選択し、自分の可能性を
信じられるように仕向けることです。

繁盛している相談所は大なり小なりそれが
できています。

利用者さんをお客さん扱いして手取り足取り
世話を焼くのは逆効果ですよ。

自分で築いた小さな小さな世界からちっとも
出てこようとしない臆病者や、自分の選択・
自分の可能性を信じられない人は結婚に
踏み切ることなどできないんです。

こういう人は必ず言います。
「もっといい人いないんですか？」と。

そんな利用者さんはお相手が見つからない
ばかりか、上手くいかない原因を他人のせい
にします。

もちろん、相談所は一番「私の婚活が上手く
いかない主原因」にされやすい対象者となる
でしょう。

ここで今日のブログ内容に心当たりのある
相談所の経営者や相談員の皆さんに
申し上げたいことがあります。

繰り返しますが、大切なのは利用者さんを
きちんと教育することです。

そして、利用者さんを教育するのに最も重要
なのは、まずはあなた自身を教育すること
です。

どうやったら利用者さんが自分の意思で
動き出すようになるのか。

どうやったら利用者さんが自分の殻から出て
来ようとするのか。

利用者さんたちだって何十万円もかけて自分
に投資しているのに、肝心の相談員の皆さん
が身銭を切って自分に投資し、強化しなくて
どーする！？と思うのです。

大切なのは「知識」なんかじゃありません。
「知性」です。

言葉を信じるのではなく、言葉の持つ意味を
思考する力です。

それを無視したら、本当の人間関係なんて
成り立たないでしょう？

どうやって人と濃厚な人間関係を築いたら
いいのかよく分からない人たちに本当に必要
なことを学んでもらわなくては。

これを抜きにして

「あなたのスペックはこのくらいですから、
申し上げにくいのですが、あなたに
ふさわしいのは年収300万円以内の男性です。」

なんてつまらないことを言ってくる相談員が
人気出るわけないじゃないですか。

まずはあなた自身を強化するんです。
相談所の盛衰はひとえにそこにかかっています。

一般婚活女性の振りをして岩熊に相談メール
をしている場合ではありませんぞ。

相談するならかくかくしかじか話して
ください。

そうしたら、私の方からそれを踏まえて
あなたに最適な提案をさせていただきます。

それに乗っかるもよし、乗らぬもよし。

しかし、自分の殻を破って大きくなるなら
ぜひ乗ってみてください。