メメント・モリ~死を想う話~

こんばんは、岩熊です。

先日、岩熊のコミュニティから起業に関心の
ある人を集めて意見公聴会を開きました。

今、各々がどんなことに悩んでいて、何を
思っていて、どんな壁にぶつかっているのか。

そこである一人のメンバーからのお悩みが
挙がりました。

聞いてみたら、何をしたらいいのか、
はっきり定まっていないけれど人の背中を
押すお仕事(意思決定を促す仕事)をしたい
というのです。

それも、雇われではなくて自分で企画して
自分で集客してやってみたいと。

お悩みというのは、今の仕事をあと1年4か月
続けなくてはならないということ。

そこで私が
「どうして今すぐやめないんですか?」って
聞いたら、もっと貯金をして余裕をもって
から辞めたいっていうんですよ。

そこで私は言いました。
「発想の順番が間違っている」と。

貯金をする→余裕を作り出す
→晴れて仕事を辞める

これはきっと、いつか会社を辞めたいと願う
多くの皆さんがステップとして思い描く内容
でしょう。

でも、私は断言します。

こんな風にして独立できる人は一人も
いないと。

 

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異次元の死生観を学ぼう
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まず、今の職業で稼いだお金を次の新しい
世界へと持ち出せると考えることが間違って
いると私は考えています。

雇われる立場から自営業や会社経営へ職を
変えること、それって実は見た目よりも
ずっと大きな変化なんです。

単に「仕事を変えました」ではすまないほど
の人生の大転換だと考えてください。

それくらい大きな壁がある。

それはある意味人としての「死」にかなり
近いです。

人って死ぬときにどれほど貯蓄があろうと、
死後の世界へ持っていけないじゃないですか。

しかも、母親の胎内から生まれてくるときに
札束や預金通帳をもって出てくる赤ん坊は
いないですよね。

それとよく似ています。

ここから私が得た結論はこれです。

『仕事でお金を得たら、その仕事を辞める時
、余ったお金は世に還さなくてはならない』

なんでか知らないけれど、我々のお金と
いうのは自然とそうなっています。

「新しいマインド」とか「新しいスキル」
とか、「自分と向き合って自分を知ること」
などに変換した形なら持ち出せるんですが、
なぜか現金という形では持ち出せないんです。

現金は新しい世界に入ってからではないと
入ってこない。

月の収入が30万円くらいの人だったら、大体
貯金が30万円を割り込みそうになったころに、
なんだかんだで次の仕事の収入が得られる
ようになります。

訳が分かりませんよね?
でも、事実です。

私はものすごくいろんな起業家からそれぞれ
の起業エピソードを聞きましたが、例外なく
このパターンに当てはまっています。

次なる世界へと羽ばたくために自己投資して
懸命に次なる道を模索した人だけがそれを
可能にしています。

重要なので何度も言いますが、これに例外は
ありません。

 

だけど一度この法則を理解してしまえば、
皆さんは無用に恐れずに済むように
なります。

人としてある意味一度「死」を迎えることを。

そして、お金と人間関係を一度リセット
することを。

今の自分がまったく持っていないものを
習得する際に思い切った自己投資をする
ことを。

 

「岩熊はトチ狂ったのか?」とか
「ついに頭がおかしくなったのか…」と
思う人もいるかもしれません。

しかし、私からすると間違っているのは
この件に関しては世間の常識のほうです。

今や起業セミナーだのお金のセミナーだの
というものは世にあふれかえっています。

それなのに、ほとんどの人が
「いつか辞めたい」とか「会社つらい」とか
言いつつも一向に辞めずにそのまんまなのは
どうしてでしょう?

独立や起業というものは大変だから?
違います。

人に抜きんでたスキルがないから?
それも、違います。

そんなものがなくたって、起業は可能です。

答えは
「一番肝心なことを教わっていないから」
です。

だから「お稽古事」みたいな感覚で起業を
勉強してしまう人が後を絶たないのです。

では、私の考える
「起業に際して一番肝心なこと」とは何かと
言ったら、それは死生観です。

どうやって生きて、何のために生き、そして
どうやって死んでいくのか。

死んだあとどうするつもりで生きるのか。
そこです。

会社員とか公務員として生きていると、
よほど自発的に動かない限り、この辺の考察は
どうしてもそっちのけになりがちです。

だから、私はZOOMセミナーをやることに
しました。

来週の土曜日、12月18日の13時からです。

詳しくは、こちらを読んでエントリーして
くださいね。
https://iwakuma.jp.net/LPS/mementomori/

 

これを読んでくださっている皆さん全員に
来てほしい。それくらい重要なことを
話します。

あなたのご参加、お待ちしています。
それでは、また。

岩熊権造

追伸:

先ほどの話題に上がった、公聴会で質問を
くれたメンバーさんは、その後見事に退職の
意思を上司に伝えたそうです。

やりましたねー。
新しい人生の始まる予感がビンビンします。

 

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