婚活の質問「これって高望みでしょうか?」を斬る

こんにちは、岩熊です。

 

世の中が大きく動く過渡期に生きる現代人に
とって一番やっては危険なことは、安定に
対して信仰を持ってしまうことです。

 

学歴信仰だとか、大企業信仰だとか、
公務員信仰なんかがその例ですよね。

 

安定を求めてはいけないとは思いません。

 

しかしその安定は一時的なものだと常に
自分に言い聞かせておくぐらいの危機管理は
必要なんじゃないかなぁ、と思うのです。

 

なにしろ、安定というのが実は一番の不安
要素になりうるのが現代ですから。

 

なぜなら安定しているということは、今現在
の環境に最適化しているということです。

 

環境そのものが変わってしまった場合、その
最適化はアダになりやすいわけです。

 

例えば、恐竜なんかはいい例ですよね。

 

恐竜が絶滅した原因は今から6600万年前に
地球に衝突した巨大隕石であるというのが
通説です。

 

隕石の衝突以前は恐竜たちのように、体が
非常に大きく、重く、バリバリ大量の食料を
摂取できることが生存競争においてもっとも
有利であったわけです。

 

しかし、現代よりも温かく緑豊かで食料豊富
な地球環境に最適化していたがゆえに、隕石
衝突後の寒冷化し、食料の乏しくなった地球
では生き残ることが出来なかった。

 

同様に、「大企業だから安心・安全」と思い
込んでいると図体のデカさゆえに一気に倒産
まで行ってしまうのが現代のおっかなさです。

 

今、結構危ぶまれているのは自動車産業です
よね。

 

上位のメーカーになると、毎年世界で1000万
台以上も売っていて、我が世の春を謳歌して
いるようでありながら、自動車不要論が一気
に加速するようなら半数以上が倒産するの
では、と言われています。

 

これって5年前くらいにガラケー作っていた
部品メーカーがスマホ社会になった途端に
バタバタ倒産したのと同じような展開です。

 

恐竜の話とソックリ。

 

「ト○タだから倒産まではしないでしょ?」
ってわけにもいかないのです。

 

今、生き残りをかけて必死なはずですよ。

 

さて、婚活の話題。

 

昨日も二件ばかり立て続けに同様の質問が
来ました。

 

その内容は、質問者(女性)のスペックと
理想の男性のスペックを書き並べて、
「こういう男性を狙うには私のスペックでは
高望みでしょうか?」というものです。

 

この手の質問には私は真っ直ぐ答えないの
ですが、なぜかと言うとこういう女性は
一から十まで全部聞かないと気が済まない
からです。

 

高望みなのかどうかを他人に聞くということ
は、裏を返せば高望みしなければ結婚できる
と考えていることになります。

 

つまり、結婚できるかどうかはスペックに
かかっていると本気で信じているという
事です。

 

こういう人には今は何を教えても無駄。

 

スペックを信仰している人は、他人の言葉や
教えからその核となる要素を抜き出して自分
の血肉にする気がないからです。

 

自分のことも他人のこともよくわかって
おらず、表現する言葉も持たず、ただ
どこの大学を出ただのどこに就職しただの
が結婚を左右するという信仰に囚われている
限り、今いる迷路から出てくることはない
でしょう。

 

そこから一歩でも出てしまえば途端に
見える景色は変わるんですけどね。

 

例えば、何の食料もなしに野山に放り出され
たとしたら、その辺に生えている雑草なんか
でも食べられるかどうか、一個一個検証して
みようとするんじゃないですか。

 

同様に、スペックなんてものを知りえない
と仮定した時に、自分はその人の何を
見るのか。

 

何を物差しとして人を判断するのか。

 

自分なりのその基準を編み出した時、婚活は
大きく一歩前進します。

 

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