やりたいことを見つける方法

「やりたいことをすればいいじゃない?」とか、
「興味のあることを始めればいいじゃない?」
なんてことを言われて多くの人が戸惑うのは、
「そんなもの、持ってないんだよなぁ…。」
と考えているからです。


「やりたいことなんか、ない。」
「興味あることなんか、ない。」


そう思っているあなたは、確かに、
”強烈に”好きなことはないかも知れません。


”強烈に”興味のあることも
持っていないかも知れません。


でも、
ほんの少しやりたいこと、
ほんの少し興味のあることは、
どんな人でも持っているはずなのです。


なにしろ、
”興味がない”状態というのは、もう徹底して
あなたの意識にすら残らない状態を指すんですよ。


だから
あなたの意識にちょっとでも引っ掛かったものは、
あなたが興味を持っていること”だけ”なのです。


例えば、
ヤフージャパンのようなポータルサイトでは
毎日いろんなニュースが配信されています。


あなたは今日、どんなニュースをクリックして
読みましたか?


あなたが読んだニュースは
必ずあなたがわずかながらでも興味を持っている内容
なのです。


そうでなければ、
あなたは見出しを読んでも全く意識に残らないくらい、
完全にスルーしたことでしょう。


”興味がない”状態とは、そのくらい徹底的な
無関心状態を指します。


非情に、冷徹に、無関心な状態なのです。


それを踏まえて生きたなら、
あなたはもっと自分が興味を持っていることに
敏感に気づくことができるはずです。


あなたが電車の中で視線を向けたものは、
大なり小なりあなたが興味を持っている対象物
なのです。


そうでなければ、
あなたは視線すら向けないはずだから。


同様に、
あなたがネット婚活でプロフィールを
読んでみた人は、プロフィールを読んだ時点で
もう既に大なり小なり興味のある人です。


また、
いつも嫌っている職場の上司や同僚の
行動について、あなたはいつも興味津々だし、

いつも「全然かわいくない」と蔑んでいる
女性タレントの一挙手一投足に
あなたは釘づけになっているはずです。

決して”無関心な状態”を軽く見ないでください。


我々は無関心なものは意識に留め置くことすら
できない生き物なのです。


そして、それが存在しなかったのと同じような
扱いしかできません。


これを逆手にとって
あなた自身が興味を持っていることを
素直に認めることができたなら、もっともっと
生きやすくなり、望んだことを実現させやすい、
充実した人生になるはずです。

岩熊権造