「男性とおつきあいしたことがなくて、
飲み会などのお誘いも怖くていけません。
どうしたらいいでしょうか。」
「出会いがないのでネット婚活を
やろうかな、と思いましたが怖いです。
どうしたらいいでしょうか。」
私が受け取る質問で一番多いのがこれです。
「怖いです。どうしたらいいでしょうか。」と。
たぶん、こう聞いてくる皆さんは、
これを心の問題であって、
「”怖い”といわない人はきっと怖さを感じないのだ」
と考えているのでしょう。
しかし、それは全く事実と違います。
怖いって感じるのは身体の反応なんですよ。
やったことがないこと、未知なることに
恐怖感を覚えるのは誰でも同じなんです。
だから初めてのことに怖さを感じない人って
いないんですよ。
ペンチで指を挟んでひねった時に
痛さを感じない人がいないのと同じ。
鍛えたって痛いものは痛いんです。
違いが出るとしたら、
怖さにどう対処するかの違いしかありません。
それができない人はどっぷり恐怖の中に
浸ってしまいます。
それはつまり身体の作用の中に
巻き込まれて蹂躙されている感じです。
痛い目にあったときに
「ギャー！！いたーい！いたーい！」
と叫んでいる人と同じなのです。
恐怖への対処は
痛みに対処するのとよく似ていて、
俯瞰しようとすると、どっぷり身体の作用の中に
浸らなくて済むようになります。
痛さを乗り越える時、
傷を観察しながらどれくらいの深手なのかを
考えていると、叫ばなくて済みますよね。
「あー、指切っちゃったな。派手に血が出ているけど、
骨が見えているわけではなし、指も動くみたいだし、
神経には問題なし。
とりあえず、治る傷であるには違いない。
痛みはちょっとすれば収まるはず。
でも、ちょっと深いかな。
場合によっては縫わなくちゃならんかな…。」
みたいなことを考えていると
叫んだり転げまわったりしなくても済むようになります。
同様に、怖さを感じながら先へ進める人は、
自分の身体に起こるこの”作用”を俯瞰してますよね。
「おっ。今、私怖がってるわー。
心拍上がってきてるじゃん。」
みたいな感じです。
ここでの学びは
結論だけを見ると、
「怖かろうとなんだろうと、結局やるしかない」
ということなのですが、
案外その怖さを身体の問題としてとらえると
乗り越えやすくなる、というところです。
これでうまく乗り越えられた人は
感想をください。シェアさせていただきます。
あなたの勇姿の後に続く人たちが
たくさんでてくることでしょう。
岩熊権造
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確かに恐怖が来ると身体の状態がそのようになり、それは自覚できます。
そうなると、全てのパフォーマンスが落ちるので、やっぱり身体の状態を元に戻す事に意識を向けます。
私が結構役に立つなと思う考え方は
「今の恐怖も、未来の失敗も、すべて自分にとってベストな出来事」と信じることです。
その時なイヤな気持ちになっても、未来の自分は、「あの失敗があったからこそ」と思えることってありますよね。
だから、今不安に思ってることや、それが実現してしまったとしても、最終的には自分にとって全て良い出来事だと信じるようにします。
そうすると、勇気が湧いてきます。