【婚活】共感という名の麻薬(後編)

前回の記事のつづきです。

座談会が終わってしばらくした後、

ある出席者の女性が私に指摘して

くれたことによって気づいたこと

がありました。

いわく、

「出席者の多くは岩熊さんに共感してくれる

ことを求めてる様に見えたんですけど、

それは求める相手が違うんじゃないかと

思うんですよね…」

と。

それを聞いて私は思いました。

「確かにそうかも知れない」と。

私は普段からカウンセリングにおいて

クライアントに積極的な共感を示すことは

ほとんどありません。

座談会でも私のその態度は同じです。

私がそうした態度をとり続ける理由は、

共感→安心というステップをこちらから

無条件に提示してしまうと、クライアントが

自分の力で今の状況を切り開いて

先へ進めなくなってしまうからです。

婚活でつまずく人の多くは

無意識のうちに自分を無条件で

受け入れてくれる人を探そうとしています。

自分を無条件で受け入れてくれること。

それこそが愛であって、そして自分は

愛のある結婚をしたいのだと。

このような発想をしてしまうこと自体、

自立心を育てないような教育を刷り込まれて

しまった結果以外の何物でもないわけですが、

その影響で自らの言葉の影響力を考えたり、

他人と対話しながら生きたりする機会を

奪われたまま生きている女性は少なく

ありません。

受動的でありすぎるために

しおらしさとか従順であることを重視し、

自分の考え自体を封殺して

生きているのです。

重度に他人からの共感を必要として

しまう態度は受動的で収縮した

生き方と切っても切り離せません。

共感への渇望と愛されないことへの

失望というループを抜けたければ視野の

広い思考を身に着けることが

一番ですが、それはまたの機会に。

岩熊権造

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