【仕事】年間事業計画の落とし穴

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2月になりましたね。
会社勤めの人、会社を経営している人、
皆それぞれに決算に備えててんやわんやな
季節かと思います。
私もかつては勤め人でした。
二度転職しましたが、最後に勤めたのは
社員50人位の小さな会社です。
小さな会社とは言え、
創業から30年以上経過して
経営は良くも悪くも安定し、機動力は低く、
売上は毎年一進一退で伸びを
欠いていました。
この季節は次年度の年間事業計画書などを
作らされていたものですが、自分で
やっていて実にモヤモヤした嫌な
気分で働いていました。
そのモヤモヤの理由にハッキリと気づく
きっかけを得たのは、
先日税理士と話をしていた時です。
税理士から
「もうちょっと明確な年間事業計画を
出せませんか」と
言われたのです。
その時すぐに思ったことは
「そんな先のこと、わかんないじゃないか」
ということでした。
今の私は人と会えば思いもよらなかった方向に
新しいビジネスのアイディアが湧いてくるし、
最初の構想から企画して、広告して、
キャッシュにするまで早ければ一か月も
あれば出来てしまいます。
そして、時代が流れていくスピードは
とても早くて、人の意識や関心事に
関しては3か月前のことだと
もう随分古いな、という
感覚でいます。
なにより3か月前に自分が持っていた
感覚を古いな、と感じることが
多々あります。
色んな人の話を聞かせてもらって、
自分の視界に見えるちっぽけな
世界を広げて、過去の自分とつなげて、
アウトプットして、ということを
繰り返すともっと新しいことが
出来るような気がしてくるのです。
そして、それを一か月後に
本当に実現する。
と、いうことを繰り返していると
年間事業計画なんてものには
収まりきらないんです。
実は、伸び盛りな会社、
伸び盛りな国に生きる人たちの
頭の中って概してこういう状態
なんじゃないかと思うのです。
自分の頭の中が新しくなって、
あんなことも、こんなことも
出来そうだ、と気づいてそれを
実現していく、という過程では
そもそも成長率なんてものを
コントロールできる
状態にないわけです。

ここまで考えて、
私は勤め人時代に事業計画書を作れてと
言われてやっていたことが
ほとんど”改善”どまりであった
ことを思い出しました。

そして毎年会社の伸びが
頭打ちであることに
イライラしていました。
それもそのはずで、
”改善”は決して爆発的な成長の
足しにならないんです。

そして改善に終始してしまった原因は、
事業計画書に重きを置き過ぎて
いたからだと今さらながらに
気づきました。
何しろ、爆発的な成長要素は
決して年間事業計画書には
乗っからないのです。
その理由は、前の事業年度末に
持っていた自分の思考のほとんどは
古すぎて使いものに
ならないからです。
成長要素は
いつだって過去の自分の
想定の枠外にあります。

自分を大きくしたいと思う人は、
まずは動き出してみてください。
動き出した時、初めて想定の
枠外にある事に直面することが
出来るのです。
岩熊権造
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