婚活は受験勉強やお稽古事と違う

どうも、岩熊です。

先日面談に来てくださったクライアントさんが

こんなことを言っていました。

没頭していると、母はものすごく怒るんです。

『そんな無駄なことしてないでさっさと婚活しなさい』

と言われます。家の近所の幼馴染が結婚相手を見つけた

結婚相談所に勝手に登録されました。」

うーむ。困りました。婚活は、こうやって成功者の

モデリングをすることに一生懸命になっても意味が

ないんですよね。

成功者のモデリングとは何を目指すことになる

かと言えば、効率化の追求です。

受験勉強に例えましょう。東大に合格した人の体験談

に「三年の秋は○○出版の参考書を中心にやりました」

という声があれば、東大に行きたい人はみんなこぞって

その参考書を買う。

そうやって同じような勉強法で、同じくらいの習熟度

であれば、同じような大学に合格することは可能です。

なぜかというと、みんなに全く同じ問題が出題されるから。

それも過去に出題された問題の焼き直し。

だから、合否の差がつく理由は習熟度の違いだけ。

だから受験勉強は、限られた時間でいかに決められた

単元の習熟度を上げるかにかかっているのです。

言い換えれば、いかに効率化された勉強をするかに

かかっています。

だから、受験生が受験勉強以外のこと（ＴＶゲームとか

漫画を読むとか）をすると怒る親御さんが多いじゃない

ですか。

これに関しては限られた時間を別の事に使っていて、

その分習熟度が上がらないわけですから、その叱責には

一理あるのかも知れませんが。

でも、婚活は違うんです。

成功者をモデリングして効率よくお見合い

の数をこなせば結婚できるというものでは

ないんです。

成功者が利用した結婚相談所で、成功者と同じような

服を着て、成功者と同じような話をして、成功者と

同じように振る舞っていればいいお相手が見つかりますか？

そんなわけないじゃないですか。

受験勉強やお稽古事というものが

こういう手法で成功可能なものですから、

婚活も同じようなやり方が通用すると

考えてしまう人が本当に多いのです。

でも、これが大きな間違いの元なんです。

うまく想像できないんだと思うんですよね、

正解というものが存在しない分野がある

ということを。

私たちの親の世代も、そして私たち自身も効率化の

追求がまるで絶対善であるかのような教育を受けて

きましたので、その路線を外れた思考と言うものを

なかなか受け入れることが出来ない人が多いのです。

だから親御さんからして「真面目に婚活に励めば

何とかなる。何ともならないのは娘が怠慢だから。」

と思ってしまうんです。

それでうまくいかないと、悩むんですよ。

「こんなに真面目に婚活に取り組んでいるのに、

どうして…。」って。

私が婚活を成功させたければマインドから入り

ましょうと言うことが一定の人に受け入れられて

いるのは、こういう土壌があるからです。

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