「今の仕事には先がない。転職したい。」
と思っている人は少なくないことでしょう。
最近、そういうことを言う知り合いの
女性数人と会って話をする機会があって
、皆一様に
「手に職をつけておけばよかった」
と嘆くんです。
でも、本当に先がないのは彼女たちの
仕事ではなくて、その発想だと思うんですよね。
私は○○の技術を持っています。
私は○○の知識を蓄えています。
そういうものがもてはやされた時代は
もう、とうに昔のお話であって、
小学生でもネットが当たり前に使える
時代ではその価値は下落し続けています。
なにしろ、
ちょっとネットを叩けば色々な有益な
情報をタダで教えてくれる人がたくさんいて、
どうしてそんなことをしてくれるのかと言うと、
よりたくさんの人にシェアするほど
稼げる時代だからです。
こういう時代において知識や技術を
独占的・寡占的に所有しようとしても
厳しい結果が待っていることは
確実です。
情報の発信側からすると、
「いかに多くの知識や技術を所有するか」
よりも、
「いかに多くの人にシェアしてしまえるか」
が大事。
どちらの側の立場にあっても、
「いかに自分で知識や技術をため込めるか」
よりも
「いかに多くの人にアクセスできるか」
が大事なわけです。
自分で何かを知っている必要は
ほとんどなくて、ただどうやって何かを
知っている人にアクセスできるか
だけに特化していれば、人の何倍もの
パフォーマンスを挙げることが出来ます。
例えば
複雑な税金の知識とか、
最新のWEB製作の技術とか、
習得するのはとてもとても大変ですけれど、
誰かにやってもらえば簡単じゃないですか。
だから「じゃあ、誰にやってもらうのか」
というところに力を注げばいいわけで、
そのためには人と出会うことにリソースを
使えばいいわけです。
どんな人柄で、何が出来て、何が出来ないのか。
あなたに出来て、相手に出来ないことが
あるならば、そして相手に出来てあなたに
出来ないことがあるならば、それだけでも
十分に良いタッグを組める可能性は
あるのです。
仕事も婚活も、
その点においてはとてもよく似ていますね。
岩熊権造
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