前回の続き
<ブログ限定>今は会いたくない友人を簡単に断る方法・改
をお話しします。
負のスパイラルから抜け出した方法
(会いたくない友人から抜け出す方法)
色々なきっかけがあったのですが、
その中でも一番印象に残った話を
お話します。
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ある日、岩熊さんにこんなことを
相談しました。
「20代後半になった今、会いたくない
友達がいる。みんないい子なんですが、
集まると噂話が加速して悪い流れになる。
できれば友達の誘いは断りたくない、
でも正直会いたくないのかもしれない
etc・・・」
岩熊さんが発した一言
「人は集団になるとバカになるからね」
この言葉を聞いた時になんとなく今まで感じていた
違和感を突かれた感じがしました。
そして話は『イエルサレムのアイヒマン』の
話になります。
『イエルサレムのアイヒマン』とは、
ハンナ・アーレントという女性が
雑誌に連載したアドルフ・アイヒマンの
裁判記録です。
アドルフ・アイヒマンは、ホロコースト
(第二次世界大戦中のナチス・ドイツが
ユダヤ人などに対して組織的に行った
大量虐殺)の中心人物です。
その中で「悪の凡庸さ」という概念が
生まれました。
裁判が行われる中、ホロコーストの
中心人物である彼がどれだけの
悪人かと注目される中、
アーレントはアイヒマンのことを
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極普通の凡庸な一般人(役人)に
過ぎなかったと描いたのです。
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悪は狂信者や変質者によってのみ
生まれるものではなく、ごく普通に
生きていると思い込んでいる凡庸な
一般人によって引き起こされてしまう
ことがある。
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彼は役人で上司の指示の
通りに動いただけと主張していた
のです。
嘘でしょう????
ユダヤ人を大量虐殺した中心人物が
ただの小心者の役人だったってこと???
ただ、上司からの命令を忠実に
行っただけって言うの?
これを聞いた時、体が震える衝撃を
受けたことを今でも覚えています。
「これはつまり思考停止のことだよ」
と岩熊さんに言われました。
「人は流されて生きると考えなくなる。
考えなくなることが人間一番
恐ろしいんだよ。」
たったこれだけのことでこんなことに
までなってしまうのか?
流されて生きることの怖さ。
自分の頭で考えることの大切さ。
これほどまでに感じたことは
ありませんでした。
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悪は狂信者や変質者によってのみ
生まれるものではなく、ごく普通に
生きていると思い込んでいる凡庸な
一般人によって引き起こされてしまう
ことがある。
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前回アラサー女子5人でディズニーシー
に行った話を書きましたが、みんな
自分のことは真面目でいい子だと思って
います。実際そう生きてきたのでしょう。
でもたった5人集まっただけで
負のパワーが加速する。
でもみんなよくないことだと思いつつ、
仕方がないと思っているだけ。
これも思考停止の一つに
過ぎないのでしょう。
◆思考停止◆
私には彼氏がいない。
出会いもない。
他にすることがない。
友達に誘われたからディズニーシー
に行ったまで。
↓
他に話すことがないからカップルの
品定めをしただけ。
(なんであんなブスなのに
彼氏がいるの?等々)
みんなが話してたから一緒に話しただけ。
実際盛り上がったし。
でも誰かが話さなければ私だって話さない。
◆思考を挟む◆
みんないい子。
結婚していく友達が多い中で
プレッシャーを感じている。
ただ友達と集まって仲良く話したいだけ。
でも実際は集まると噂話で悪い流れ
になってしまう。
どう考えてもお互いのためになって
いない。
↓
その解決策として
違う話題を提供するように努力してみる?
それでもダメだったら今はお互いのために
会わないようにすべき?
↑↑↑
これが思考することです。
第一歩としてはこんな感じでしょうか。
これってしつこくはありますが、
違和感をスルーしないことにまさに
繋がる話でもあります。
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