誰も教えてくれないことにこそ価値がある

去年の過去記事を読んでいたら、
私がいつもずっと心に留め置いて
忘れずにいることをそのまんま
書いているものがありました。

ここに書いていることは私は時々
”違和感”という言葉に置き換えて
いるんですが、その”違和感”に
関する話です。

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グーグルを叩いてみても、
SNSで大勢の知り合いに聞いても、
周りの誰に聞き回っても、
誰も答えを知らないこと。
その問いさえ立てられたことが
ないもの。

あなたがそういうものを発見したとしたら、
それは百万冊の本の知識を得ることよりも
はるかに素晴らしく、価値のあることです。
その問いには安易に答えを出さず、
考えてはやめ、考えてはやめ、
いつか答えが出ることを渇望しながら
意識の表層に留め置いて
毎日を送ってください。

その悩みが
頭をうんと抽象化させ、
人として成長する糧になります。
そしてずっとずっと考え続けていると、
ある日突然頭の回路の何かがつながって
目が覚めるように唐突に理解することが
あります。

その感覚を得た時、
いつの間にか過去の自分を
乗り越えていることに気がつきます。
どこかに落ちている答えよりも
誰も疑問に思ったことのない事柄に
目を向けてください。

岩熊権造