今後なくなる仕事と婚活の関係性

経済の二極化、なんてことが

言われ始めてからもう久しい昨今ですけれど、

二極化するのは人々のおサイフの中身だけ

ではなくて、あらゆることが二極化

し始めています。

 

 

現代においてつくづく我々が思い知るのは

環境が自由になると、どうしても構造的に

二極化してしまうものなんだ、

ということですね。

 

 

婚活もそうだし、仕事も、もちろんそうです。

 

 

少し前に「2020年までに消えゆく職業リスト」

なんてのが話題になりましたが、

あれは全部消えるわけではなくて、

その職業において他との差別化ができない

職業従事者が消えていくことに

なるのでしょう。

 

 

例えば

3Dプリンタの普及で多くの職人が職を失うと

言われているけれども、3Dプリンタに

視えないものが視えて、表現できる職人がいて、

しかもその職人のクライアントがそれを

理解できるなら、十分残っていけるわけです。

 

 

だから、これから先は人の細かい手作業を

要するアイテムって全部消えていくのではなくて、

どんどん贅沢品になっていくはずですよ。

 

 

ロボットには作れない、付加価値のついた

特別な商品として、桁違いの価格がつけられて

いくことになるでしょう。

 

 

お気づきの方も多いと思いますが、

私が発信する婚活への取り組みって、

こうした付加価値を追求しろ
ってことなんですよ。

 

 

真面目に、まっとうに、人の道を踏み外さず

常識にのっとって、だれにも後ろ指さされない

生き方をしていれば結婚できるなんて時代は

もうとっくに終わっていて、けれども

人の意識はそんなに柔軟に変われないから

ほとんどの人はまだ昔の考え方に

とらわれています。

 

 

現代の婚活というのは、多くの人が

その考えのまんまで

「おかしいなー、こんなはずじゃないのになー。」

って感覚でうまくいかないことを

繰り返しているんですよ。

 

 

大量生産品の製造を手作業でこなそうとして

ロボットに職を奪われる労働者と何にも

変わらないんです。

 

 

「あなたにしかできないこと、

あなただけにできることを探そうと

してください」って私が言うと大体2割の

人が覚醒する方向へ向かい、8割の人が

尻込みして自分の殻にこもります。

 

 

私は「探そうとしてください」って言うだけで

見つけないと結婚できないなんてことでは

ないんですけどね。

 

 

覚醒を始めた人は大体こう言います。

「将来に保証を求めなくていいんだと思ったら、

ものすごく生きているのが楽しくなりました。

もっと早くきづけばよかった。」って。

 

 

「安泰の道を探す困難」と、

「不確定な道を歩む気安さ」と

秤にかけたら断然後者のほうが楽だった

と言い換えることができますね。

 

 

人生を”与えてもらえるもの”で

埋め尽くしてしまうよりも、

それを捨て去って
”自分の力で得たもの”

満たそうとして生きる、と言い換える

こともできます。

 

 

尻込みして殻にこもってしまった8割の

人たちを私が追いかけて説教する

なんてことは決してありません。

 

 

私は8割の人たちも

いつの日かこのことに気づいて

自力で道を切り開ける日が来ると、

そう信じてじっとその日を

待っているのです。

岩熊権造