【婚活】時代とともに変わってゆく言葉

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この記事は2015年12月1日に公開したものです。

最近、ある人の影響で自己評価を「真面目」
と書いている人に対して、よくない癖だとは思いつつも
「本当に真面目なのかよ?」とついつい疑って
かかるようになってしまいました。
私がそんな風にひねくれた人間になってしまうのも
致し方のないところで、自称・真面目な人というだけの
ニセモノと少なくない時間お話する機会を持って
しまったからなのです。
「真面目」というのは本来「誠実で、真心こもった」という
意味です。
この言葉の奥深さは結構計り知れないものがあって、
何かに向かって誠実で真心こもった状態になっている
人間というのは、その「何か」に対して使命感をもっているし、
だからこそ強い責任感をもっているはずなのです。
ですから、「真面目な人間」というのは周りの人達から見たら
一目置かれるような、強さと頼もしさを
持った人間
ですよ、
本来は。
でも、「真面目」という言葉を取り違えた一部の
心無い人たちは臆面もなく「自分は真面目だ」
と言い張ります。

おそらく「真面目」という言葉を
「目上の人間の指示を忠実かつ無批判に実行する姿勢」
くらいに解釈しているのでしょう。

この態度はよほど「真面目」という態度から遠いところに
あるはずなのですが、面白いことに現代ではそういう解釈が
しばしばまかり通ることがあります。

「真面目系○ズ」なんてネットスラングがありますが、
これなどはその象徴的な存在でしょう。

ところで、私はここで
「真面目」という人としての美しい特質を表す言葉が
貶められて地に落ちたことを嘆きたいのではありません。

現代において「私は真面目な人間です」という言葉を
用いれば、「ただ言いつけを守るだけのロボット」
という解釈をされかねないから気をつけよう、
と言いたいのです。

そして、
その言葉が「本来は」そんな意味を持っていないと知りつつ、
誤解を受けかねないような表現で知らない人に
自己紹介するのはちょっと考えてからにしよう、
と警告したいのです。

どうしても自分が真面目であることを書きたいなら、
別の表現があるはずです。

自分の誠実さや真心に恥じるところがないならば、
「誠実さと真心を大切に生きています」と
書いたっていいわけです。

胸を張ってそう表現できるのであれば、
それこそニセモノの「真面目」と差別化を
図ることができます。

そうなったときに真面目の意味は現在の混とんとした
状態から、いよいよ誠実さの反対方向へと舵を
切っていくことになるわけですが、私はいつか
そんな日が来るだろうと、今から楽しみに
待ち構えているのです。

岩熊権造

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