この記事は、2016年1月29日に、UPしたものです。
今日の内容は、昨日の記事のつづきです。
この世には、
「良いカップルとは愛し合っているものである」
という風潮が確実にあって、それが
自分たちを愛し合っている未満な存在と
自覚しているカップルに随分と試練を
与えています。
愛の定義ってハッキリとわからないし、
つかみどころがないわけですが、
しかし、各々の心中に
「どうやらこれが愛というものらしい」
というぼんやりした基準があって、
そこに合致しない相手だと別れるという
選択をするわけです。
つまり、このやり方は
カップルとして存在し続けていい理由は
互いが愛し合っていることであって、
そこにそぐわない私たちは別れるべき、
という考えに基づいている訳です。
しかし、私の考えは逆で、
極端に言えば、愛してなくたって
いいと思いますよ。
一緒に居られない理由がなければ。
そもそも
こういうテーマは定義が循環している
ことが多いのです。
例えば
「愛とは何か?
→それは一緒に居続けたいと思う理由」と
「一緒に居続けたいこの気持ちは何?
→それは愛である」
という説明を心中、無意識に同居させて
しまっている人は決して少なくないわけですが、
これが定義の循環です。
これこそが思考がぐるぐると堂々巡りに
なる理由です。
今、パートナーが居て別れようかどうか
悩んでいる人にお勧めしたいのは、
今、一緒に居られない理由が見当たらない
なら別れないということです。
そして、「愛」というものが結果論でし
か語れないと知ることです。
最初からそれを所持していることが
一緒に居る理由になるのではなくて、
一緒に居続けてきた、その蓄積された
時間の理由を探したら、それは
どうやら愛であった、という程度の
もので良いのです。
岩熊権造
岩熊権造ビジネス版のブログ
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