huluでアメリカのドラマを観ようとすると、
すると、どうも暗い雰囲気のドラマが多いです。
目につくのが、
ウォーキングデッドとか、
ウェイワード・パインズとか、
ザ・ラストシップとか。
考えてみると、
どれも終末の話でなんですよね。
人類が疫病でほとんど死に絶えたり、
ゾンビになってしまったり、
突然変異で凶暴な種族になってしまったり。
で、残された少数の”善良”で”勇敢な”人々が
悪戦苦闘するというのがどの話にも共通する
パターンです。
こういう流行りが起こるのは
明らかに社会が不安定化している時だという
ことで、こういう時、人は必ず保守と改革の
はざまで苦しみます。
保守側から見た改革側というのは、
自らの生活をおびやかす、醜悪で、愚劣な
生き物に見えるのかも知れません。
”人間”から見た”ゾンビ”と同じですよね。
「あんな連中の仲間にはなりたくない。
なったら終わり」っていう恐怖で支配されている
わけです。
でもまあ、
私は時々考えてしまうのです。
時の勢いは明らかにゾンビ側にあり、
ゾンビになったところでゾンビ同士が
殺し合いをするわけでもなし、
してみると、ゾンビであることに果たして
なんの不都合があろうか、と。
いつでもあちら側へ行くチャンスは
提示されているのに、ひたすら拒んで
大変だ、大変だ、と嘆いて、仲間同志で命の奪い合い
ばかりしているのだとしたら、果たして愚かで
醜悪な存在なのは一体どちらなのだろうか、と。
そして、
ジリ貧な人類の最後の希望となるよりも、
勢いのあるゾンビとしてイージーモードで
仲間を増やしていったほうが、より活気の
ある新しい人生が手に入るじゃないか、
と思うのです。
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