【鑑定結果】気になる女性社員の性格・・・

今日は先週末にお会いした二人目の読者の話をしたい。
今回は男性である(以下、B男さんとする)。
裏表のなさそうな、そして育ちのよさそうな好青年で、
私はとても安心して落ち着いて会話することができた。
B男さんは、近年よしとされている
結婚観にどうしても賛同することができず、
怒りすら覚えていたところ、
私のブログを読んで大変納得し、
溜飲を下げたという。
なんとも有難いことだ。
B男さんが気にかけている
職場の同僚の女性(以下、C子さんとする)
について話をしてもらった。
なんとも不思議なところがあって
気になる存在であるとのこと。
B男さんからも、彼女に関する見解を
私の視点から話して欲しいと
要望をいただいたので、
小一時間かけて彼女の話を聞いた。
B男さんがしてくれた
C子さんの話を以下に要約する。
ただし、B男さんがしてくれた
さまざまな話の中から私が焦点となりそうな
部分をピックアップしたものであるから、
あくまでも私の主観による要約である。
● B男さんと彼女は大手のリース会社に勤務。
同じ部署の同僚。
● 彼女のパッと見の印象は、真面目そうな、
おとなしそうな女性。
● 服装はコンサバなOLの恰好よりは若干ギャル寄り。
● どちらかと言えば明らかに仕事は出来ない方。
大事な契約関係の書類を紛失したり、
机に仕舞い込んで分からなくなってしまったりと
いったことは日常茶飯事。
● あまりに整理が悪いので、一度彼女の上司が彼女と
一緒にデスクを整理したことがある。
その際に、行方不明になっていた書類が大量に出てきた。
● 会社の先輩に怒られるとひどく怯え、
目を合わせることもできず、
「はい」と返事することもできなくなる。
黙ってうなずくのが精一杯。
その様子はB男さんいわく、「まるでロボットみたい」。
● 基本的には真面目に一生懸命働こうとはしているらしい。
ただ、ミスが圧倒的に多い。
● 顧客からのクレーム対応も、
本気で怯えてしまってまともに出来ない。
● ひどい人見知りで、慣れていない人だと目も合わせない。
● 半面、慣れてくると気さくで楽しい一面もある。
口数は多くないが、意外と話し上手で、話にオチが
あるところもいい。
面白おかしい身の回りの小話を一杯してくれる。
● 妹が破天荒な人。エピソード多数。
顔グロギャルで、高校を中退して毎日クラブ通い。
姉に対して遠慮がなく、顎でこき使い、とにかく傍若無人。
高校中退後はいろいろなバイトを転々としている。
● 母はC子さんいわく「すごく私に厳しい」人。
その母ですら妹には手を焼いており、
半ばあきらめており、ろくに注意もしない。
● 家族思いのところがあり、
初めてのボーナスで母と妹をディズニーランドへ招待した。
● このように、いわゆるいじめられっこ気質なC子さんであるが、
B男さんは彼女がそれでも一生懸命仕事
しようとしている姿や、話してみると意外と面白おかしいところ、
親しい人に対する思いやりの強さなどに魅かれている。 
上司と一緒にデスクの整理をしたくだりでは、
ただ私も驚くやら呆れるやらであった。
しかし、彼女にまるで悪意がなさそうであるようだ
とのB男さんの見解を聞いて、
「ちょっとおかしいぞ」と思い始めた。
こんな調子ではさぞ先輩からも
たくさん怒られることであろうと思うが、
その際の怯え方もなにやら行き過ぎている。
黙ってうなずくしか出来なくなるほど怯えるなんて、
ちょっと異常と言っていい。
そんなことををぼんやりと考えていると、
B男さんがおかしそうに言った。
「彼女の妹が面白すぎますよねー。
彼女は真面目そうだし、
お母さんも厳しい人だってことだし。
こういう、一家の中でも突然変異な存在って
いますよねー。」
B男さんのその一言で色々なバラバラなパズルのピースが
合わさっていった。…ように感じた。
妹さんは突然変異なんかじゃないんじゃないかな?
人は自分が育ってきた環境をつい「普通だ」と
思ってしまうでしょう。
だからB男さんが「厳格な母親」
という言葉で思い浮かべるのはきっと、
小学校の女性教師みたいな、
理知的な良妻賢母タイプの人なんでしょう
けれど、多分これは違いますよ。
こういう言い方は差別的かも知れませんけど、
C子さんの家庭はヤ●キー一家のイメージに近いと思いますよ。
私のイメージするC子さんの母親はね、
錆びた感じの茶髪で家ではいつもジャージとか着てて、
つっかけサンダルで買い物に出かけ、
自分の子供がちょっと騒いだりぐずったりすると
足で蹴って乱暴な言葉を投げつけたりする
タイプの人です。
「母は私に厳しい人」って彼女は言う。
彼女、虐待されてたんじゃないかな。
自分の母親に。
仕事で注意された時の彼女の怯え方って、
はっきり言って異常でしょ?
怯えて返事もままならないなんて。
これって、思考停止に陥った
子供が「ああ、早くお母さんの機嫌がなおらないかな…。」と
ひたすら嵐が過ぎるのを待っている状態に似ていません?
理不尽な暴力にあわされると、
人間こうなっちゃうんですよ。
物事の理非とか、仕事の改善とか
どうでもよくなっちゃう。
だから、どれだけ営業の人に怒られようと、
書類を目の前から隠して逃避しちゃうんですよ。
それから、割と普段から悪気なく嘘をついてしまう
人じゃないかな。
話がいつもオチていて面白おかしいというのは、
中には本当の話もあると思いますけど、
かなり作っているんじゃないかな。
でも、多分悪気はないんでしょう。
目の前にいる人に楽しんでもらいたい、
笑い転げてもらいたいという一心だったんじゃないですか。
と、いうのが私の結論ですと言うと、
B男さんはしばらく驚いた様子で固まっていたが、
やがてうんうんとうなずいた。
もしかしたら、彼女の話、結構嘘かもしれないと
私も思っていたんです、と。
そして、C子さんに抱いていた不可解な点が
それですべてつじつまが合うと言ってまたうなずいた。
別れ際、B男さんはC子さんに告白しようと思うと私に語った。
私からのアドバイス
「もし仕事で彼女のミスがあっても一方的に怒るのではなく
 一緒に解決していこうという姿勢を取り続けるとよいでしょう。
 そうすれば彼女は想像以上にあなたに心を開いてくれるでしょう。」
人がどんなところに魅力を発揮するのか、それは誰にもわからない。

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