職場で交際相手を見つけることの良さ

私は交際相手は職場で見つけるのがベストだという考えの持ち主だ。
その理由は、社会人が一番多くの時間を過ごすのが自分の職場であり、
そのため一番人間性を観察できるからだ。
職場は大なり小なりプレッシャーのかかる場所だ。
急ぎの仕事が入ったり、
緊張度の高いクライアントからクレームが来たりしたときに、
本当の人間性が取り繕いようもなく出てしまう。
そうした場面で同僚や部下に当り散らすような人なのか、
あるいは冷静に指示をだして周囲を落ち着かせることの
できる人なのか。
あるいは部下や同僚の手柄をせこく横取りするような人なのか、
それとも他人を賞賛することでますます人望を得
てしまうような大きな人なのか。
誰かが責任を取らねばならない場面で頬かむりして逃げるような人なのか、
それともきちんと責任を取って、しかも事態を見事に収集できる人なのか。
とにかく職場では自分の器量を隠して生きていくことはできないのだ。
交際前に人柄を知るためにはこれほど適した場所はないと思う。
大抵の人間は何事もなければ「いい人」なのだ。
しかし、一緒に人生を送る中で何事もないということはありえない。
プレッシャーのかかる場面でこそ、その人の真価が問われるのだ。
合コンしてデートを数回するだけではわからないことは沢山ある。
もし、職場に未婚男性が複数いるのなら、
彼らの働きぶりに目を向けてみたらいい。
特に合コンでいい出会いがないと嘆いている読者は特にそうしてみて欲しい。
あなたが合コンに出かけている間にも一生懸命働いている人はきっといる。
合コンで空振りを繰り返すよりも、彼らの良さを見直す方が建設的だと思う。
そして職場の人々に分け隔てなく感じよく接していられたら、
否応なしに好感度は高くなるはず。
例えば夕方、営業職の男性が営業から疲れて帰社して来た時に、
職場の女性から元気よく「おかえりなさい」と労ってもらえたら、
それだけでも報われたと感じるものなのだ。
書類を届けに行くついでにちょっとしたお菓子などを渡すのもいい。
真面目に仕事をして、しかも感じの良い人が職場で好かれないわけがないのだ。
もし、あなたが職場のベテランで感情の赴くままに働いてきてしまったとする。
今後感じよく振舞うことを「今さらやるのは恥ずかしい」と思うかも知れない。
しかし、そんなことを気にする必要はない。
人の記憶はそれほど長続きしないのだ。
あなたが今まで「感じ悪い人」と思われていても、
三ヶ月も感じの良い人として生きていくうちに
かなり「感じの良い人」と思ってもらえるようになる。
過去にやった素行の悪さが話題にのぼったとしても、
「あの頃は彼女も大変な時期だったんだよ」と
弁護してくれるようにさえなる。
明日からでもいい、決して遅くはない。
職場の男性の働きに目を向けて、感じの良い人として生きていこう。

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