常識人であれば結婚できるわけではない

私はメルマガに読者さんとの

やりとりを載せるんですが、時折、

 

「この読者さんは考えが甘いと思います。

私だってそんなこと我慢してるのに…。」

 

といった論調の感想メールが来ます。

 

 

 

こういう考え方、本当に当人のために

ならないと思いますね。

 

 

自分はいつも常識側の代表。

そしてそこから外れた人は叩く、

という具合です。

 

 

「私は常識人であるはず」という

思い込みがあるだけのことで、

本当はそこにいることが窮屈で

たまらないわけです。

 

 

認めちゃった方がいいと思いますよ。

 

 

自分は常識なんか蹴っ飛ばして

やりたい時があるということを。

 

 

そして、自分が叩いている対象を

実はうらやましいと感じていることを。

 

 

無関心だったら人間、

いちいち反応しませんから。

強烈に関心があるから批判したり、

イライラしたりするんです。

 

 

実は、こういう窮屈さは

現代に生きる人ならだれでも

抱えていることであって、

常識人じゃなくたって

生きていくのにさして不都合はないんです。

 

 

常識的な人間だからという理由で

称賛されるわけでもないし

(むしろモブキャラ化するだけだし)、

 

 

常識的な人間だからという理由で

異性と交際できる訳でもありません。

 

 

まずは、自分がいかに常識に対して

イライラしているのか、窮屈に思っているのかを

発見してみてください。

 

 

それが見つかったなら、

その窮屈さからいい具合に逃れる手段を

探せばいいだけのことです。

 

 

そうしたら、

非常識な人を叩くことなんて

考え付きもしなくなりますよ。

 

岩熊権造