この記事は2016年3月26日公開したものです。

私は俗にいう

”思わせぶりな態度”というものを

解説したくなくて、今まで避けて

通ってきたのですが、

あまりに頭カタイ感じのメールが

増えてきたので少しだけ。

例えば

婚活で出会ってデートを繰り返している

男性がいて、その男性に対しては

結構好意を持っている、というような

状況を思い浮かべてください。

こういう状況下にある人から私は

最近よく質問を受けるんです。

大体が、

デートを繰り返しているのに、一向に

関係が進まないので、告白すべきでしょうか、

女性から告白してもいいんでしょうか？

みたいな調子です。

これらのメールを読んで私は

いつも思うんです。

「そっけない会話か、告白するかの

二元論でしか語れないんですか？」って。

その両者の間には何百通りもの

ニュアンスのバリエーションがあったって

いいじゃないですか。

それが世にいう

「GOサイン」とか「合図」とか言われる、

いわゆる”思わせぶりな態度”です。

夜遅くまでデートしていて

「あ、もうこんな時間だね」と彼が

帰ろうとするときに

「あと一杯だけつきあって、ね？」

と言ってみるとか。

寒い日にデートしているなら彼の手と

自分の手をあわせて「あったかいねー」

って言ってみるとか。

そういうことをしたって告白するのとは

わけが違うじゃないですか。

それですっかりその気になった

彼が告白してきた場合、いざという時に

振る権利だって告白された者が持って

いるわけだし。

だったらそういう言動をしてみたらいいんですよ。

好きとか嫌いとか、自分の気持ちに名前を

付けることさえためらうんだったら、

せめてそのくらいはやらないと。

「好きでもない人にそんなことを

しちゃいけないんだ」

みたいなことばっかり言っていると

逃げられかねませんよ。

男性だって告白して振られたくないんです。

頻繁にGOサインをくれる、絶対OK

してくれそうな女性のほうが安心して

告白できるじゃないですか。

もしあなたが女性で、

「いや、どうしても自分から告白する！」

と意気込むなら、それはそれでいいでしょう。

でも、そうするつもりがないなら

思わせぶりな態度をとるか、

あるいはせめて自分の気持ちに正直に

なってください。

”別に好きってわけじゃない”とか言いつつ、

逃したら惜しいなんて、

自分に対して正直になれて
いない証拠ですよ。