【生き方】人の悪口は本当にいけないことなのか?

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幼少のころ、
「人の悪口を言うのは、よくないことだ」
と教育されて生きてきた人は決して
少なくないのではないかと思います。
その教育というのはそもそも
人が罵り合い、いがみ合う社会の中で
反動として出てくる考え方なわけですが、
現代ではそういう教育が流行した
時代よりも一歩前の段階にあると
思います。
”悪口絶対悪”の教育の反動で、
かえって人々が居心地悪くなっている
時代だと思うのです。
どう居心地が悪くなっているのかというと、
以下のような流れです。
・他人と自分との違いが目につき、
違和感を感じる。

・違和感がやがて苛立ちや、怒りに
変わっていく。

・悪口に罪悪感を持っているので
吐き出せず、フラストレーションがたまる。

結果として、ヘンに虚無的になって、
「私とこの人とは関係ない」という
スタンスをとってしまう。
こうしたスタンスを使う人が象徴的に
使う流行語(?)が
あります。
それが、
「そういう考え方の人もいるよねー。」
という言葉です。
この言葉が自分と違う考えの持ち主とも
その違いを乗り越えて一緒に生きていく、
ということを前提とするものならば
問題はないでしょう。
しかし、多くの場合、この言葉を
使う人は、
「私とお前とはもう関係ない」
という絶縁を前提としてしまっている
ように私には感じるのです。
”他人の悪口はよろしくない。”
その考え方が、自分と他人との違いから
生まれるストレスを悪口という形で
表現することが醜い、という反省に
基づいて生まれたものであることは
疑いのないものでしょう。
しかし、その帰結が他人との
絶縁であっていいのだろうか?と
疑問に思えて仕方ありません。
他人をわかったふりをして絶縁
することと、他人を攻撃することに
大した違いはないだろうと
思うのです。
そして、
”悪口がよろしくないもの”
という教えの一歩先へと行かなくては
ならないのではないかと私は考えます。

思うに、”よろしくない人の悪口”
というものは、人を排除し、阻害する
意図をもってするものに
限ってよいのではないかと。
”あいつなんかいなくなってしまえ。”
”あいつはここから追い出してしまえ。”
そういう意図のもとに発せられる
言葉は確かに、非難されても
いいものでしょう。
しかし、他人と一緒に生きていく
前提でもって、今の居心地の悪さを
どうにか解消せんとして発する
”悪口”はむしろ必要なものでしょう。
とりわけ、その”悪口”が
事実に基づくものであるならば。
「彼女って肝心な時にいつも逃げるよね」
「あの人は都合が悪い時に謝らないよね」
「彼は他人が見ていないと思うと
ズルをするよね」
こういう言葉を他人と共有しあった
としても、その意図が話題の対象者を
理解し、どうにかして一緒に生きていこう
とする意図で発するのであれば、

それでもよいではありませんか。
事実をつきつけることが一時的に人を
傷つけることはあるでしょう。
しかし、
最終的には事実を認識することは、
決して人を損なわないのです。
岩熊権造
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