20代後半・年齢イコール彼氏いない歴な私

今日は20代後半女性のI子さんのメッセージを紹介しよう。
いつものことではあるが、
実際の文体・詳細部分などは適宜変更し、
本人が特定されないように配慮している。
「岩熊権造様、初めてメールさせていただきます。
(中略)
私は20代後半のOLです。
私は一度も男性とおつきあいした経験がありません。
そして、そのことを周囲には言えずにいます。
ただでさえ女子は恋愛の話しかしないのに、
自分が彼氏がいないことをカミングアウトして
場の空気を硬直させたくないし、
その時に浴びるであろう憐みの視線を想像すると
とても嫌になってしまいます。
私は性格が姉御肌なせいか、
仕事では同僚や後輩たちから
頼りにしてもらっています。
仕事には少しは自信がついてアドバイスなども
できるのですが、後輩の女の子から恋愛相談される時は、
いつも罪悪感を憶えつつ、適当に答えてしのいでいます。
一度、仲間内で彼氏と付き合ったことがない
同い年の女性の話題になったのですが、
「やばいって、それー」などと彼女を揶揄する
発言ばかりだったのと、その時
「いやぁ、処女はちょっと勘弁だなぁ…。」などと
いう男性の同僚がいたこともあって、
その時もカミングアウトする機会を逃してしまいました。
一部の親しい友人だけはこのことを知っているのですが、
「付き合ってみないとわからないから
とりあえず付き合ってみなよ」と
アドバイスされることもあり、
好きではなくても付き合ってみたほうが
いいのかもしれないなどと思ったりします。
私のほかにも同じ悩みを抱えた方はいるのでしょうか。
そして、とりあえずでも誰かとお付き合い
したほうがよいのでしょうか。」
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同じ悩みを抱えているのはI子さんだけではない。
彼女のほかにも、私の仕事の内外合わせて
たくさんの人が同じことで悩んでいる。
そして、みんなおつきあいの経験があるフリをして
苦労しながら生きている。
読者のあなたが同じことで悩んでいたら、
是非この回はよく読んでいただきたい。
まずは、前提として
「男性と付き合わないといけない」と
思い込むのはおよしなさい。
あなたが付き合いたい男性がいたら
付き合えばいい。
付き合いたくもない人と
付き合う必要は全くない。
それが大人の特権だ。

次に私はカミングアウトを推奨する。
ただし、カミングアウトと言っても、
ヘンに力む必要はない。
「男の人と付き合ったことある?」と聞かれても
いないうちから答える必要はないし、
聞かれたときに嘘をつく必要もない。
「私は男と付き合わない主義なの!」などと
思ってもいないことを叫ぶ必要もない。
話の流れでそれを表明する必要があれば
正直に言えばいいのだ。
そして、聞かれて分からないことは淡々と
「付き合ったことがないからわからない」と言えばいいのだ。
それに、交際経験がないからと言って、
恋愛の相談に乗れないという訳ではない。
「自分だったらこう考える」とか
「自分だったらそれは許せない」という意見を
表明すれば済むではないか。
あなたの視点から感じたことを話せばいいのであって、
恋愛経験豊富な人のふりをする必要はないのだ。
力むのはやめよう。
「いまさらカミングアウトできない」と
思うかもしれないが、言えずにいたものを言うから
「カミングアウト」なのではないか。
いまさらもへったくれもない。
それに、他人は大体二か月もすれば
あなたが男性経験がないことを隠していたことなど
憶えていなくなる。
「いまさら」などと思う必要は全くない。
絶対によくないことは、
処女である自分を恥じることだ。
そして、絶対にしてはいけないことは、
いい加減な男と付き合っていい加減な
初体験をしてしまうことだ。
いい加減な男性器を迎え入れると
いい加減な女になってしまうのだ。
これは本当のことである。

自分を粗末にしてはいけない。
自分の人生を粗末にすれば、必ず自分に復讐される。
頭の固いおじさんの発言と思われるかもしれないが、
これは至極あたりまえの主張であって、
現代の「交際していないなんて信じられない」という
風潮のほうが異常だ。
異常である。
異常でしかない。
強調したい部分だから三回書いてみた。

よくない初体験をしてしまった人は、
その後ずいぶん引きずることが多い。
「男なんてこんなものだ」と
マイナスな面だけに考えがいくのである。
「付き合ってみないとわからないからとりあえず付き合ってみなよ」
などとアドバイスする人間は
大抵ろくな交際をしたことがないから、安心してよい。
そもそも、20代後半になっても
男性との交際経験がない女性は大抵、
真面目で物事に真剣に取り組む人だ。
そして、周囲の人がどんな人となりで
あるのかをきちんと知ろうとする人が多い。
他人の人となりを真剣に知ろうとすると
時間がかかるものなのである。
そこに努力ができる人は、
いざ理解するとどこまでもパートナーと
信頼し合って暮らすことが出来る人なのである。
これは得難い美質ではないか。
そういう美質をもったあなたが自分を
否定する必要があるだろうか。
20代後半になってまだ誰とも付き合ったことがないと、
「私なんかと付き合ってくれる人は一生現れない」
などと思ってしまうのかもしれない。
そんなことはない。大丈夫だ。
仕事に一生懸命で、
美容と外見に気を配れる人で、
しかも処女だなんて引く手あまたですよ。
「ですよ」なんて通常と違う文体になってしまうくらい、
ここは生身で主張したい所だ。

「いやぁ、処女はちょっと勘弁だなぁ…。」
なんて言う男は単にカッコつけているだけの自信のない男だ。
そいつの顔見てごらんなさい。
あなたが付き合いたくなるいい男だろうか。
違うだろう。
人の気持ちをきちんとくみ取れる、
そして周囲がよく見える大人の男は
そんなこと思っていても口に出して言わない。
まずは、前提として「男性と付き合わないといけない」と
思い込むのはおよしなさい。
ただし、付き合ってみたいと思う人が出来たら、
その時は頑張りなさい。
それまでは、一生懸命仕事をして、
同時に夢中になれる趣味や習い事や
自分だけのビジネスを追いかけて
イキイキと生活して欲しい。
社会適合と自己実現をバランスよくできている人は、
必ず自然なよい出会いがある。
そういう人は生き生きと生きているから人生に不満もなく、
魅力的なのだ。
このあたり、過去のブログで何度も
とりあげたので読んでいない場合は必ず読んで欲しい。
※誰にも言えず悩んでいることはないだろうか?
・こんなことで悩んでいるのは私だけだろうと思っていること
・こんなこと言ったらひかれるんじゃないかなと思うこと
ぜひ私へメッセージを頂きたい。
真面目なあなたが一人で抱え込んでいる内容は
多くの人が悩んでいることでもあるんです。
一歩踏み出すだけで新しい自分を見つけ
生き生きと暮らしていけるんです!
ぜひメッセージを頂きたい!
精一杯考えて必ずご返信いたします★

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