婚活で付き合う気がない男性と進展する方法

今日はコンサル三期生のEさんのお話を。

Eさんは二週間前までネット婚活で知り合った
男性との仲が進展しないことにやきもきしていました。

その時点でのEさんいわく、
●彼はデートに誘えば応じてくれるけれども、
一向に進展がない。


●月に二度ほどは週末を趣味の時間に
使ってしまう。


●ひょうひょうとしてあまり自分のことを
話そうとしない。

などの理由から不安になり、時折
「元々付き合う気がない男性なんじゃないでしょうか。」
とこぼしていました。

その度に私が面談でしたことは、彼女の関心の向く先の確認です。

Eさんは彼に対して関心があるのか、ないのか。
関心があるのだとしたら、どういう展開になることを
望んでいるのか。
望みの展開に持っていくために、今できることは
何があるのか。

そうやって細かく細かく彼女自身の心の中の
変化を確認してもらったうえで、何を望むのかを
逐一自分で考えてもらいました。
そこまでできたなら、あとはその望みを
かなえるための行動を考えて選択するだけです。

そうやって一週間前、彼の口から
「僕とお付き合いしてください」と告げてもらうことに
成功しました。

告げてくれることを待ったのではなく、
彼の心中を正確にトレースしたうえで、
どんな言葉で彼が動くのかをあれこれ模索しながら
無理なく告げるように仕向けたのです。

そうやって互いの気持ちを確認してしまうと、
大きな大きな変化がありました。
今までひょうひょうと、のらりくらりとしていた
彼の口から頻繁に結婚に関するキーワードが
出てくるようになったのです。

「結婚式は○○なんかがいいのかな」とか
「両親へのあいさつってどんなタイミングでするのかな」
とか。

蓋を開けてみて初めて分かったことですが、
どうやら彼はEさんの気持ちを確認してしまうまでは
不安でそういった話題を切り出すことができなかった
ようなのです。

分かってしまえば
「さもありなん」と思えますが、
ほんの二週間前まではEさんは
「元々付き合う気がない男性なんじゃないでしょうか。」
なんて言って、ほかの男性に傾こうとさえしていたのです。
閉じている扉は開かないと、扉の向こうの景色は
決して見えないものです。
あれこれ考えるよりも、

今できることを大切にしましょう。
そのためにも、
あなた自身の関心の矛先を見失わないでください。
このブログで私はしつこく言っていますが、
行動するために「好き」なんて強い感情が
なくたっていいんです。
関心の向くところへ赴くことを
さぼらないでください。

そして、あなた自身の”関心”を
見くびらないでください。

人間、関心がないことは視界にすら
居れることができないのです。

メールしようかどうか、ためらった、
もう一度話してみたいと思った、
写真を二度見した、
これすべて、その男性に関心がなければ
起こるはずのない心の動きですから。

決してそこを見落とさないでください。
その淡い淡いきっかけを丁寧に
つないでいけば、だれでもEさんのように
互いの気持ちを打ち明け合うカップルに
なれるのです。

岩熊権造