婚活で本当に愛される人の特徴とは?

私のメルマガ読者さんの大きな特徴の
一つとして、「愛され」をテーマにした
質問をしてくる人がほとんどいない
という点があります。

おもたる原因はおそらく私にあって、そもそも私が
「愛される女性を目指す」という世の風潮への
アンチテーゼからこの仕事を始めたからです。
「愛され」なんてものを目指すから
かえってモノが見えなくなるんだ、
と未だに私は思っています。

そもそも、
自分が愛される存在かどうか、なんてことは
他人からすれば一切興味がないこと
なんですよ。

この点を見誤っている人が
とても多いと思いますね。
「私、綺麗じゃないから…」とか、
「私、人見知りだから…」とか、
そういう言葉を発する気持ちの前提には、
”自分は見られていて、構われる存在だ”
という思い込みがあるのです。

言い方を換えれば、
そういう言葉を発する人には常に自分は
自分以外の人が気にかけてくれるコミュニティ
(例えば家族など)の内側にいて、
美人だとか不美人だとか、活発だとか
内気だとかいった評価を下してくれるもの
だと信じて疑っていないのです。
でも、現実は違います。

一歩コミュニティの外へ出てしまえば、、
あなたに向けられる視線は存在せず、
ただ無関心があるのみだと気づかなくては
ならないのです。

こうした誤った前提は
婚活で見知らぬ男性とのやり取りが始まると
表面化します。
「デートの後、反応が悪かったけど、
嫌われたのかな…?」
「彼は少しイライラしていたみたいだけど、
私何か無神経なこと言ったかな…?」
これも多くの場合、
自分には関心が向けられているという
思い込みの習慣から起こる勘違いです。

みんなそこまでアナタに関心ありませんから。
ということを私は口を酸っぱくして、
これからも言い続けることでしょう。
現代の婚活って親の目の届かない人
からお相手を探すことが多いんです。
つまり、あなたにとって
居心地のいいコミュニティの外にいる人と
接するんですよ。

だからこそ、
相手はあなたに対して無関心であることを
大前提として生きる必要があります。

だから私は問います。
「あなたは何がしたいんですか?」
「どんな人になりたいんですか?」
と。
それがあってこそ、
初めて無関心なもの同士が
関心を抱くだけの理由が見つかるのです。

「○丁目の角の○○さん家の上の娘さん」
みたいなコミュニティ内でのあなたの名札が
通用しないことを前提で生きなくては
ならないんです。
そのために必要なのが、
他人がどんなエゴで生きているか、
何を求めているのかを鋭く追及しようと
することです。
それがわかってこそ、
あなたは自分のエゴの押し付けではない、
本当の意味での他人への貢献をすることが
できます。

そして、真の意味で貢献することによって
他人からいやおうなしに関心を
持たれます。

それができたなら、
「愛され」ることを目指さなくたって、
勝手に愛されてしまうんです。

本当の意味で愛される人の特徴とはこういう人を指すのです。
最初から「愛され」が念頭にある限り、
自分のエゴにも他人のエゴにも気づけない。
だから、もう「愛され」はテーマにしなくていいんです。
目指すべきものじゃない。
それを得たければ、
まずは人間をよく知ることです。
それが貢献への小さな一歩になるはずです。

岩熊権造