結婚がゴールだと考えている人が陥りやすい悩みとは

婚活で悩む人に
「10年後のあなたはどうなっていたいですか?」
と聞くと、大抵こう答えます。
「結婚して、旦那さんがいて、子供がいて、
幸せに暮らしていたいです」と。

この願望を少し俯瞰的に見ると
”結婚自体がゴールである”
と考えていることが判ります。
いわゆる”家に入る”という状態を目指していて、
想定しているのはそこまでなんですね。
で、相手を誰にしようかと悩む。

過去にまったくチャンスがなかったかと
いうとそうでもなくて、言い寄ってくれる
人はいたけれども決められなかった、
という人がほとんどです。

この決め手のなさを
お相手の男性の性質とか自分自身の性質に
求めようとする人がほとんどなのですが、
私はそういう考え方をしません。

結婚して、その後を生きる方向性がない
からだと思っています。

だって本当は結婚した途端に人生が
終わるわけでもないのに、想定を結婚
=ゴールにしているのですから、
決められなくて当然ですよね。

「この人と一緒になって私、幸せに
なれるんだろうか…?」
と悩む思考の裏には常にその先に
目指すものがないという
問題がついて回っているのです。

ところで、
2月16日の記事で私は
悩みというものを正面から受けると
解決できないから目標の階層を一段上に
置きましょうという話をしました。
<【生き方】悩みを悩みとして認識しないようにする方法>

婚活に悩むなら
結婚する・しないに関わらず、
どこを目指して生きていくのかを
想定しましょう。

分かりやすいのは仕事ですね。
今の仕事を続けていたくないという
のであれば、どんな仕事を
していたいのか。

今までの実績・実力・過去のデータ、
一切合切を無視して構いませんので、
死ぬまでに行きつきたい場所を
イメージしてください。
どれだけ壮大で贅沢で、
身の程知らずな夢でも構いません。

そして、そこへ到達するための
人生という前提で婚活することを
お勧めします。

人生の目標が定まると
そういうあなたの人生にとって
必要な男性が見えてくるからです。
結婚をゴールにするのではなくて、
もっと遠い遠いゴールに向かう
途上で一緒に生きる人を見つける、
というイメージです。

現状維持を望む人には現状維持
未満の人生が待っています。
でも、世に希望のタネを
蒔ける人にはそれだけ大きな
出会いが待っています。

お相手探しで悩むよりは大きな
夢を描くことに力を使ってください。

岩熊権造