婚活で穏やかな男性はアプローチなんてしてこない

前回の記事で私はエゴは物事を
動かす原動力だと書きました。
エゴを持たない人はいないし、
なくてはエゴなくして人は生きては
いけません。

だから、エゴというやっかいな、
しかし絶対に必要な要素をいかに
コントロールして生きるのかが、
その人の生きざまを決定づけます。

俗に”エゴイスト”と呼ばれるような人たちは、
自分勝手だと嫌われ敵が多いものですね。
しかしその反面、とてもエネルギッシュで
魅力に富んだ人でもあります。

その反対に、エゴに乏しい人は
穏やかで人の和を重んじてくれる
ことがあるかも知れませんが、
気力に欠けるという短所も持ち合わせて
います。

ですから、
「穏やかな男性にアプローチされたい」
というのはハードルが高いことなんですよ。

気力を欠いた人は自分から言い寄ったり
出来ませんから。

蛇足ですが、無気力な人というのは
誤った教育や挫折によって、
エゴを折り取られてしまった人のことです。

「俺は高望みなんてしちゃいけないんだ…。」
「私がどんなに望んだってかなうわけないんだ…。」

こんな気持ちがすっかり根付いてしまった人が
無気力な人です。

強烈に何かに飢えているのに、
何も望んではいけないと勘違いしている
人たちです。

それとは逆に、
いい感じにエゴを保ちつつ
飼いならしている大人は不用意にそれを
見せないことを心得ています。

大人になって成熟して、
エゴ(≒野性味)をうまく隠し持って
生きている人は穏やかに見せることは
出来ますが、決して下心や野心が
消えてなくなったわけではない。

結局は、
どんな人と出会えるのか、ということは
どれだけ人間観察に深みを持てるかに
かかっているということです。

狙いとする人物像を
丁寧に構築できない人には
それなりな厚みしかない人としか
出会えません。

例えば
「穏やかな人がいい」と言う時に
野性味を隠した元・エゴイストの顔が
垣間見える人と、単に無気力な人の
区別がつかないようでは必ず無気力な方
としか出会えないのです。

あなたが出会いたいと思う男性像が
どうも薄っぺらいと思ったら、そのペルソナを
深堀することをあきらめずにやってください。

薄っぺらい分析で薄っぺらいプロフィール
を書いて出会った人に満足することは
きっとないでしょう。

プロフィールの書き方は婚活面談でも
アドバイスしていますので、
そちらでご相談を。

岩熊権造