今日はオンライン講座の読者さんからの
質問メールから。
将棋の羽生名人を例えに発展し続ける人の
発想について音声を録ったのですが、
これはその音声に対する質問です。
【以下、引用】
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(前略)
しかし、一点、疑問があります。
通常の音声では、岩熊さんは「何者かになる」
「何かで突出する」というような事を
おっしゃっていると、私は解釈しています。
しかし、今回の音声で取り上げていた
羽生名人は、確かにその世界では突出して
いますが、それと同時に、隙のなさ、
穴のなさ、そして、バランスの良さ
を感じるのです。
なので、通常の岩熊さんがおっしゃって
いる事と、何となく違う、違和感を
感じました。
突出するのは、自分の一部のそのまた更に
一部だと、私は思っていたからです。
なので、どうにも自分の中に落ちてくる
感じがありません。
音声の主旨とは外れているかも知れませんが、
岩熊さんは、通常との差異について、
いかがお考えでしょうか?
よろしくお願いいたします。
以下岩熊からの返信
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こんにちは、岩熊です。
周りの人よりも突出しようとするなら
何かのスペシャリストになるというのも
一つの答えではありますが、
それだけが道ではありません。
誰もがやっていることを、誰もやらない
レベルでやるということもまたその道です。
羽生名人はおそらくそのような
突出の仕方をしていると思います。
飲食店で例えるなら、
一見普通の洋食屋なのに、一回
来店したすべてのお客さんの顔と
味の好みをメモしたノートが店にある、
とか。
着席した時に出す無料の水が
ものすごく美味しい水で
あるとか。
そうやって考えると突出の仕方
と言うのは無限大に思えてきて
とても楽しいです。
それでは、また。
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【引用終わり】
岩熊権造
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